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第2回演劇キック作品ベストテン結果発表!

あなたが選ぶベスト・テン!
演劇大好き〈えんぶ☆ミロクル会員〉によるweb投票イベントの集計結果を発表いたします!

※こちらは演劇キック(えんぶミロクル会員)単独のイベントになります。
『えんぶ』で実施している「えんぶチャート」との関連はありません。

1位〜3位

6位〜10位

昨年につづき好評開催!第2回[演劇キック作品ベスト・テン2016]。みなさまの「演劇」への愛が溢れる素敵な投票と推薦文が数多く寄せられました。ベスト10作品に限らず、熱い想いのこもった推薦文の数々を以下に掲載しています。ぜひご覧下さい!

演劇キック作品ベスト・テン2016推薦文

S.A.様(東京都江戸川区)からの推薦文

『霓裳羽衣』(あやめ十八番 )とにかく理屈抜きでとても面白かったし楽しかった。あやめ十八番はとにかく話が面白い。お決まりの生演奏も多層構造も磨きがかかり暗転もほとんんどない舞台の転換、大胆で鮮烈で、芸術劇場初進出にふさわしいスケールの大きなお芝居になっていたと思う。出演者は全員男、全員女役、という一見奇をてらったかのような仕掛けも、登場人物のほとんどが神話世界の神様、ということで「神様ってこのくらい剛胆だったかも」と妙に納得させられてしまう。28人もいる出演者について、きちんと一人一人印象に残る演出も素晴らしい。
『雑種 花月夜』(あやめ十八番)”お団子屋さんが舞台のミュージカル”?? フタを開けてみたら、人情あふれるかわいらしい素敵なホームドラマで泣き通しでした。ヒロインの歌唱力について認識済みではあったけれどなお素晴らしく、前編オリジナルの楽曲も素晴らしいし、劇中劇のインパクトすごすぎます。
浪漫活劇譚『艶漢』(CLIE)漫画原作でしょ、と侮るなかれ。脚本演出のほさかようとのマッチングが素晴らしく、原作で物足りなかった陰りや登場人物の深みが加わり見ごたえのある作品でした。役者の熱演とスタッフワークの素晴らしさもあり、他とは一線を画す仕上がりになっていたのでは。

J.I.様(神奈川県横須賀市)からの推薦文

『売春捜査官【Cチーム小松川ゆり子伝兵衛】』(北区AKT STAGE研究所 第4期生・卒業公演)研究生による卒業公演だと侮ることなかれ。最高のエンターテインメント作品でした。
『遠い国から来た、良き』(ワンツーワークス)外れ無しの社会派劇団。いつもと違うテイスト、若い客演陣でもこの満足度はさすが。
『イトイーランド』(FUKAIPRODUCE羽衣)日本人でもこんなにも楽しい作品を創れるんだと魂消た。愛情一杯、エロ一杯、これぞ世界に誇るオリエンタルファンタジー!!
『ベッドトークバトルS ~Bバージョン・【プレイINベッド】』(ショーGEKI)今年一番笑った。衝撃的な面白さ・構成力。
『パール食堂のマリア』(青☆組)切ないだけでなく沢山の勇気を貰える秀作。
『もっと強くなりたい』(お笑い×演劇ユニット「弱い人たち」)俳優が演じるコントは反則。超絶面白いに決まってる。
『ま○この話~あるいはヴァギナ・モノローグス~』(On7)この海外戯曲を選んだ俳優陣に拍手を! 日本人にだってここまでやれるんだと驚いた。
『雪女』(鬼の居ぬ間に)上演後、沈鬱になって帰るだけだったこれまでの作風とは一線を画す、エンターテインメントとしても楽しめる傑作ミステリー。
『大型』理解しようとはせず感じて楽しむ演劇-小劇場で起こる摩訶不思議なパフォーマンスの数々にただ口をポカーンと開けて観ていました。「Don’t Think. Feel!(考えるな、感じろ)」ですね。
『雑種花月夜』(あやめ十八番)珠玉の名シーンの数々に高い身体能力、空間を生かした躍動感一杯のキレの有る演出が素晴らしい!

J.K.様(埼玉県川越市)からの推薦文

『治天ノ君』は俳優陣が演じているのではなく正にその人として生きているとしか思えない素晴らしさで、完璧な舞台を観ました。そしてこれだけクォリティの高い舞台を3300円で観られたということに強い衝撃を受けました。これほど素晴らしい舞台にはもっとチケット代を払いたい! と思わせる価値の高い舞台でした。
『太陽』は名作との評判通り、名作でした! 鉄彦と森繁の友情に涙が止まらず、草一の結への複雑な想いにまた涙。とにかく感動の嵐でした。
『リチャード二世』は、老若男女入り乱れてのタンゴが圧巻! 全編、惚れ惚れする演出で感動のあまり3回観劇しました。蜷川さんの体調不良による予定外の再演ではありましたが、観られたことはとてもありがたい事でした。
『SQUARE AREA』はゴム紐のパフォーマンスに心奪われました。次々と形を変える紐とそれに合わせて動く俳優さんが見事に融合する異次元の舞台。演出がとてもユニークでした。
『サバイバーズ・ギルド&シェイム』は鴻上さんの真骨頂! といえる作品でした。「生きるために移動する」という台詞は鴻上さんならではの名台詞です!
『ま◯この話』はタブー視される女性器についての物語を女優陣が女性として人間として語る姿が胸を打ちました。
『キネマと恋人』はプロジェクションマッピングとそれに合わせた俳優さんの動きが1ミリの狂いもなく、見事でした。切ないけどほっこりする物語とケラさんのセンス溢れる脚本と演出が堪能できる舞台でした。
『遠野物語・奇ッ怪其ノ参』はシンプルな舞台美術を巧みに使った演出で、俳優さん達の東北弁が完璧で、特に瀬戸康史さんはかなり努力されただろうなと思う熱演でした。大切にしたい物を「渡しましたからね」という台詞に込めた場面はグッときました。
『ワレワレのモロモロ』は俳優さんの実話をもとにしていて、皆さんのエピソードに共感したり驚いたり涙したりと一度で何度もおいしいお芝居でした。
『となり街の知らない踊り子』は何度も観るチャンスを逃していて、やっとフェスティバル東京で観ることができました。北尾亘さんが1人で何役もこなし物語を紡ぐ姿は、人間の限界を超えた迫力と輝きがありました。

R.K.様(神奈川県横浜市)からの推薦文

『ヘンリー四世』(新国立劇場)合計6時間を超えるシェイクスピアの歴史劇を堪能した。中島しゅうさん演じるヘンリー四世の苦悩と、浦井健治さん演じるハル王子の親子の対峙、ハル王子からヘンリー五世への成長と変貌は見応えがあった。特に主演の浦井さんのセリフまわしがこれまで以上によく響き、シェイクスピア劇らしい言葉の面白さに加え、放蕩しながらも複雑な内面が声と表情で伝わってきた。
『マクベス~The Tgragedy of Mr.&Mrs.Macbeth』(シアターχ)チョウソンハさん、池田有希子さん2人のまるで夫婦漫才のような、どこまでトークショーでどこから芝居なんだろうという、今まで観た中で一番面白いマクベスだった。成河さんの天才ぶりをまたもや見せつけられたように思う。
『王家の紋章』(東宝)子どもの頃から読んでいた王家の紋章が帝国劇場で再現されて、再演も楽しみ。
『リチャード二世』(さいたま芸術劇場)車椅子を使った、想像もできなかった蜷川さんの演出の面白さとリチャード二世を演じた内田さんが魅力的だった。
『アルカディア』(シス・カンパニー)馴染みのあまりない数学的解釈と謎解きの面白さ、現代と過去を行き来する構成が良かった。
『イニシュマン島のビリー』(世田谷パブリックシアター)森新太郎さんの演出とマクドナーの戯曲に心地よく騙された。
『あわれ彼女は娼婦』(新国立劇場)周囲の身勝手な思惑に翻弄され、破滅へと向かう兄と妹、愛と憎しみと欲望、狂気など、シェイクスピアとは違うエリザベス朝演劇の面白さがあった。
『VOICARION〜「女王のいた客室」「Mr.Prisoner」』(東宝)ベテラン声優さん、竹下景子さん上川隆也さんの競演と音楽が聴きごたえ十分だった。「Mr.Prisoner」は林原めぐみさんと山寺宏一さんなんていう豪華キャスト。朗読でいろんな場面が想像できた。
『クレシダ』(世田谷パブリックシアター)最後の舞台となった平さんの存在感が強かった。
『エリザベート』(東宝)成河さんのルキーニが、これまでのエリザベートの印象を覆すほど納得いくもので目が離せなかった。

T.S.様(東京都板橋区)からの推薦文

『瞑るおおかみ黒き鴨』舞台 もののふシリーズ(東映)西田さん演出ですので殺陣シーンの迫力はもちろん見ごたえがあったのですが、出てくる人たちの思いが熱くて見ていて感情が揺さぶられました。
『VIVID CONTACT-re:born-』(ワタルーム)ホテルのロビーを舞台に1夜の出来事を描いているのですが、みんないろいろあって悩みはある。表に出している人も出していない人も。優しい気持ちになれる作品です。
『Color of Life』(キティエンターテインメント)First Cast 上口耕平×AKANE LIV / New Cast 鈴木勝吾×はねゆりで上演された作品。同じ作品でもこんなに違う作品になるのだとどちらも良かった。
『英雄の運命』(る・ひまわり)新説ベートーベン。もしかしたら本当はこうだったんじゃ・・・と思われてしまう。見所は主演の大山君の迫力ある歌声。
『パラノイア★サーカス』(少年社中/東映)江戸川乱歩の作品をモチーフにミステリアスな展開。何が起こっているのかワクワクしながら世界に引き込まれていきました。
大野幸人 solo act + dance『Angel』(脚本・演出:石丸さち子)大野幸人の一人芝居。彼だからこそあの世界を表現できたのかも知れない。
舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺(マーベラス)ゲーム原作の2.5次元舞台といわれるものですが、織田信長に対するそれぞれの想いが丁寧に描かれていて、また、上段は斜めになった舞台・階段・下段舞台そこであれだけの殺陣。見ごたえがありました。
『三人どころじゃない吉三』(少年社中)華やかな衣装、華やかな世界。しゃにむに皆の幸せに向かいまい進する。楽しさの仲に切なさも感じる作品でした。
ミュージカル『薄桜鬼』新選組奇譚(マーベラス)殺陣と歌を同時にやるというありそうでない作品です。
ミュージカル『黒執事』~NOAH’S ARK CIRCUS〜(ネルケプランニング)2.5次元舞台と評されているからと見ないのはもったいない作品だと思います。

しのぶ様(千葉県市川市)からの推薦文

『キンキーブーツ』楽しすぎて、幸せすぎて、涙が止まらない感動。自分の歓声や拍手が舞台に届き、一緒に作品を盛り上げる一体感さえ味わえる熱狂と興奮。こんな素晴らしいミュージカルを初めて体験しました。
『太陽』(イキウメ)日常と隣り合う非日常、その中で描かれる普遍的な人間の姿。イキウメSFの魅力がこれでもかと詰まった傑作だと思います。
『逆鱗』(NODA・MAP)前半観ていたキラキラした世界が、くるりと裏返って暗い海の底に引きずりこまれるような恐ろしさ。忘れられないし、忘れてはいけない観劇経験でした。

なあご様(埼玉県川口市)からの推薦文

『治天ノ君』(劇団チョコレートケーキ)文句のつけようがない傑作。期待MAXで観たのに感動できるなんて、すごい。
『キネマの恋人』(KERA・MAP)豪華キャストに負けない素晴らしい演出。映像や音楽・振付とのコラボがバツグンです。トラムという小さな空間で繰り広げられた愛しい舞台でした。
『クレシダ』平さんの魂の演技を観ることが出来て幸せでした。ご冥福をお祈りします。
『太陽』(イキウメ)「蜷川版と比べてキャストやセットの華やかさは劣るものの、スピード感や緊張感で上回るいい芝居でした。
『義経千本桜-渡海屋・大物浦』(木ノ下歌舞伎)源平合戦で亡くなった人たちの怨念を碇に込めた演出は素晴らしかったです。同時期に歌舞伎でも同演目が上演されていたので、比べられてより理解が深まりました。
『逆鱗』(NODA・MAP)人魚は「人間魚雷」だったのですね。衣装やセット、振付なども含めた総合演出が素晴らしかったです。多くの国で政治が右に傾きつつある今、だからこそ多くの人に観てもらいたいです。
『エリザベート』(東宝)初めての『エリザベート』でしたが、リピーター続出が頷ける華やかな舞台でした。成河さんのルキーニが素晴らしかったです。
『るつぼ』前近代的な魔女狩りの物語が昨今多発するネチズンたちの集中砲火ともシンクロしてるように感じました。心と頭にズシンとくる作品でした。
『リチャード2世』(さいたまネクストシアター)初演の時はその年のナンバーワンでした。再演で少々パワーダウンした感じですが、それでもあの蜷川演出は芸術的です。
『8月の家族たち』達者な役者たちが家族の軋みを巧みに表現してました。

K.F.様(埼玉県さいたま市)からの推薦文

『日の本一の大悪党』(明後日プロデュース)巻きこまれて不幸になっていくヤスケンの哀愁。
『四谷怪談』(コクーン歌舞伎)こっちを先に見たので1位の作品の内容がよくわかった。
『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』岡田君がお尻丸出しで頑張るとは思わなかった。すごくきれいなお尻だった。
『ラブレター』(渡辺謙・南果歩出演)前回はへたな役者だったのでリベンジで見に行きました。謙さんでよかった。
『あの大鴉、さえも』あんなに片桐はいりさんが動けるとは思わなかった。
『ピアフ』大竹さんがピアフに憑依されていた。梅沢さんもいいコンビでした。
『イントレランスの祭』鴻上さんらしい内容でした。風間くんの踊りが見られて良かった。
『夫婦』(ハイバイ)子どもに暴力を振るっている父親に対する感情、家族のあり方が深かった。
『メトロポリス』正直、内容がよくわからなかったけど、松たか子と森山未来の歌と身体能力が見られてだけでよかった。
『市村座』あの年齢であのカラダのやわらかさと声量、希望の星です。

N.M.様(三重県津市)からの推薦文

『乱鶯』(劇団☆新感線)新感線でありながら、倉持さん味が絶妙に効いた正統派時代劇の風格に、劇団が辿り着いた新たな境地を見る心地がして嬉しかったです。
『おとこたち』(ハイバイ)男って奴はと、寂しくなりながら、切なくなりながら、愚かさを笑いたくなりながら、同時に愛しさが募るばかりの作品でした。
『太陽』(イキウメ)SFであり、恋愛物語であり、人間ドラマでもありました。有り得ない未来の話のようでいて、現実の話のように感じてならなかったです。
『虚仮脅し』(柿喰う客)若い俳優達のオブジェめいた身体の美しさや、身体能力の高さが印象的でした。美意識の高い芸術的舞台作りに惚れ惚れさせて頂きました。
『8月の家族たち』(シアターコクーン・オンレパートリー+キューブ)上質な毒がジワジワと効いてくるような面白さ。麻美れいさんと、秋山奈津子さんの大喧嘩が強烈すぎて夢に見ました。
『Vamp Bamboo Burn』(劇団☆新感線)勢いと、馬鹿馬鹿しさと外連味と、兎に角息つく間もない、ジェットコースター具合に終幕まで振り回されっぱなしでした。生オケが格好良くて、新感線の醍醐味満点!
『奇っ怪其之参 遠野物語』端正なユーモアと、得体のしれない不気味さがバランス良く入り混じっていて、東北の山深くに在る異界を覗かせて貰っている心地になりました。
『はたらく男』強烈な一撃を喰らうようなお芝居。特に、酸鼻極まる「仮初のラスト」の池田成志さんと、中村まことさんの胸が悪くなるような演じっぷりが素晴らしかったです。
『荒野のリア』(T Factory)照明の使い方がため息が出る程美しかったです。世界の麿の世界っぷりに圧倒されたのと、手塚とおるさんの指先まで行き届いた美しさにうっとりとさせて頂きました。
『嵐になるまで待って』(キャラメルボックス)ハラハラ・ドキドキしながら主人公に肩入れをして、展開を見守って、明らかになっていく事実に引き込まれて、エンタメらしいエンタメ芝居を堪能させて頂きました。

東宝『エリザベート』(E.M.様/東京都練馬区)

2016年の私的MVPは『エリザベート』でルキーニを演じた成河さん。『エリザベート』はウィーン版、東宝版、宝塚版、ガラコンサートと数え切れないほど見ていますが、成河さん演じるルキーニによって物語世界の解釈がこれまで見ていたものとガラリと変わって感じられたことがスゴイと思いました。それは奇をてらった変わった表現というより、むしろ成河さんが自身の演技を通して見せてくれたエリザベートの世界こそが、クンツェ&リーヴァイが表現したかった本来の姿なのだろうと思えました。再演を重ねる人気作品で、私自身も大好きなミュージカルですが、まだまだ魅力的なものになる可能性があるのだということに演劇の可能性を感じました。

『ETERNAL CHIKAMATSU』(M.N.様/奈良県葛城市)

歌舞伎と現代芝居の融合作品。外国の方から見た歌舞伎の表現が興味深く、脳裏に焼き付くような鮮やかな色彩の使い方が素晴らしかった。過去と現代、大きさや形は違えど何かを抱え愛を求めて生きている。最後に舞台に降る土砂降りの雨が心のつっかえの霧を洗い流し、心に希望の虹が架かったラストにスタンディングオベーション。

こまつ座『木の上の軍隊』(Y.A.様/東京都武蔵野市)

新キャスト松下洸平氏を迎えての再演。脚本、役者、装置、演出のどれもが秀逸で、作品的に素晴らしい出来栄えで何度でも観たくなる。戦後70年を過ぎても尚、沖縄問題を含め現代に問われる課題は大きい。そういうことを決して道徳的ではなく、じんわりと浸透させる。是非是非再演を繰り返して欲しい作品。観た人それぞれに感じるものは大きいと思う。

『ジャージーボーイズ』(Y.H.様/埼玉県深谷市)

私にとって今年はジャージーボーイズの年でした。主演の中川晃教さんが居なかったら成立しない作品。彼の歌声はフランキーヴァリそのもの。シングルでREDとWHITE全公演を演じ続け、とても素晴らしかったです! REDとWHITEの2チーム。それぞれの役者さんたちの個性がチームに表れていました。WHITEチームは中川さんを中心に(福井さん、海宝さん、中河内さん)、歌もお話も綺麗にスッキリとまとまっていているので、もし1回しか観ないのであればWHITEチームをお薦めします! ミュージカルではあるけれど、このお話は「ストプレ+歌」という印象。個性の強いキャストさんたちが集まったREDチーム(吉原さん、藤岡さん、矢崎さん)。彼らの熱い演技はより人間味を感じられ、何度も観たくなる中毒性のあるチーム。それが歌にも表れていて、スッキリなWHITEとは違い、非常に力強くて濃いREDのハーモニー。ボブ・ゴーディオを演じた矢崎広さんのお芝居が大好きでした。繰り返し、両チームを観たくなる舞台で、開演してから何度もチケットを増やしてしまいました。2018年の再演が今からとても楽しみです!

『瞑るおおかみ黒き鴨』(N.A.様/群馬県前橋市)

圧倒されて泣きました。殺陣に音楽に最高だったし、薩摩藩が特に凄かったです。松田凌さんの、中村半次郎、とても狂気的で人間的な部分が男らしくて好きになってしまいました。