演劇人のリアル
あなたの活力源は?

PROFILE

わたなべとおる○茨城県出身。文学座所属。文学座研究所所属中の1981年にTVドラマ『太陽にほえろ!』のレギュラーに抜擢され人気を博す。その後、映像、舞台、歌手など幅広い分野で活躍。文学座の舞台は『長崎ぶらぶら節』『花咲くチェリー』など、劇団以外では『ヘンリー六世』(09年)『2人の夫と私の事情』(10年)『ゲゲゲの女房』(11年)など。第26回菊田一夫演劇大賞を受賞。

ななせなつみ○埼玉県出身。1990年オリーブ映画祭最優秀新人女優賞を受賞。その後、舞台、ドラマ、映画、CFなど幅広い分野で活動。ドラマ『ぽっかぽか』では全国的な人気者に。最近の主な舞台は『昔の女』『奇蹟の人』『ヘッダ・ガーブレル』(10年)、『幻蝶』(12年)など。第40回紀伊國屋演劇賞個人賞、第13回読売演劇大賞女優賞を受賞。

渡辺徹、七瀬なつみ

渡辺徹

当たり前過ぎるのかもしれないんですけど、家族ですね。この前病気をしまして2本、舞台を降板したんです。期間にしたら半年ぐらいなんですけど、でも不安があって、たとえば考えなくても自転車に乗れていたのに、1回転ぶと「あれ、自転車乗れるかな?」というように、「あれ、芝居できるのかな?」と。でもこの舞台に出ることになって、「なんで芝居やりたいんだろう?」と思ったら、息子たちに見せたいんですよね、やっぱり。それに、自分では気づいてなかったんですけど、1カ月公演とかやったりすると、共演してる後輩が「徹さん、1日だけおかしい日があります」って言うんです。「ものすごく真面目で、アドリブ振っても知らないふりする日があって、調べてみたら奥さんが見に来てる日でした」と(笑)。それほどまでに家族の目って意識してるんだなって(笑)。でも芝居に限らず、支えてもらう家族に恩返しする意味でも、健康でいなくちゃいけないし、ちゃんとした自分を見せなきゃいけないと思ってます。

七瀬なつみ

私も子どもの存在ですね。今、6歳です。子どもがとても欲しかったし、お芝居と子育てと両立させていきたいと思っていたんですけど、両立させるのはとてもとても難しくて、どうしても比重が子どものほうにいってしまうんです。もちろん子どもの笑顔が私を元気にしてくれるのですが、そればかりだと役者としての自分の何かがなくなっていく、足りなくなっていく感じがあって。そういうなかでこうして舞台に立てることは、子育てしている私にとても活力を与えてくれるんです。仕事の場所が自分にあること、その喜びが子どもが産まれる前の、一人だったときよりも、大きく感じられるようになりました。そういう意味で、芝居をする私にとって活力源は子どもの存在なんです。

◇公演情報
『ハーベスト』-神が田園を創り、人が町をつくった-
ハリソン家、百年の物語

作◇リチャード・ビーン
翻訳◇平川大作 小田島恒志
演出◇森新太郎
出演◇渡辺徹 佐藤アツヒロ 平岳大 石橋徹郎 吉見一豊 有薗芳記 小島聖 田根楽子 七瀬なつみ

12/11〜24◎世田谷パブリックシアター

〈お問合わせ〉
世田谷パブリックシアターチケットセンター
03-5432-1515


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